購入費と支払いを考える

自動車の値段は、昭和の末までは、テレビコマーシャルにもパンフレットにも
表示されていませんでした。なぜかは不明ですが、100万円、200万円という
大きな金額を公開すると顧客の購買意欲が萎えるから、と個人的には推察します。
最近は、価格がしっかり表示されるようになりました。マイカーローンなどの
ローン商品が充実し、世の中に浸透してきて、自動車を購入しやすくなったから
と考えられます。無理なく支払いができるようになったのです。
 近頃ははっきり表示されるようになった自動車の価格ですが、表示されている
価格はあくまでも車両本体価格であり、その値段ポッキリで購入できるわけでは
ありません。ローンを利用するなら金利の支払いが乗ってきます。それ以外の
購入費としてかかるコストがあります。自動車税、取得税、印紙代、車庫証明や
登録にかかる費用、自賠責保険、希望番号制度を利用した場合の費用、
下取り車がある場合はその査定料、リサイクル預託金などという費目もあります。
購入費だけでもプラス20万円は見込んでおいた方がよさそうです。
 さらに広義の購入費といえるか、正しくは維持費になりますが、購入後の任意保険、
駐車場料金、ガソリン代、毎年かかる自動車税、定期点検料、車検と少な目に見積もっても、
年間で30万円は覚悟しなければなりません。購入から売却(廃車)までの期間で、
車両本体価格の倍近く、もしかすると倍以上の支払いが生じる可能性があります。
 購入費と支払いとの関係を考えると、週に1度ないし2度の頻度で利用する程度の
マイカーならば、購入するよりも必要な時にタクシーを利用する方がお安く済むかもしれません。
使用頻度によってコストパフォーマンスが違ってくるのです。

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